愛 飢男(あい うえお)の幸せ日記

バツイチ、中年、無職、そして友人、恋人、家庭すべてなし。でもすごく幸せ。どうして?時間を自由に使えるから。

「幸せ」って?(第2回)

(前回の続き)

 

ai-ueonosiawasenikki.hatenablog.com

 

 

前回の最後に

幸せって「なる」ものじゃなくて「気づくこと」。

そして「感じる」「状態」をさすもの。

と定義しました。

以下少し長くなりますが、その中身を説明していきます。

 

私は「幸せになる」という発想は

「今は幸せでない。でも、何かが得られたら(与えられたら)

私は幸せになれる。」

という考えに基づいているのではないかと思っています。

 

例えば、お金持ちになったらとか、きれいな女性とつきあえたら幸せになれるのに・・

と誰しも1度くらいは考えたことはあるかと思います。

確かに、今あまりお金がない状態で大金が手に入ったり、

恋人募集中の身で美人と付き合えたりしたら、

きっと多くの人は幸せになるでしょう。

私も例外でないと思います。

 

ただ、ここでその幸せを考えるにあたって一番重要なのことは

その幸せって「永続性」がありますか?ということにあります。

もちろん中には、恋人さえいれば死ぬまで幸せという人も

いるかもしれません。

でも、恐らくほとんどの人は

一年や二年経過したらその幸福感もなくなるんじゃないでしょうか。

 

そのお金が手に入った状態、あるいは恋人がいる現在の状況が

通常の状態となって、新たな幸福をもたらす

別の刺激を人はまた求めるのではないでしょうか?

つまり、より多くのお金、あるいはより器量(性格)の良い相手、

あるいはまったく別の欲望(動産、不動産を手に入れたい等)を

満たそうとあなたはするのではないでしょうか?

そして、その欲望が満たされない現状が継続すると

自分は不幸だと感じはじめるのではないでしょうか。

 

また、最初の欲望は小さいものでクリアできるものだとしても

満たされるごとに次なる欲望は肥大化し、

徐々に幸せへの道のりは解決困難なものとなるのが一般的ではないでしょうか。

(たとえば、最初自動車が欲しいと思って、中古車を買って満足した。

でも次はより高価な車でないと最初のころと同じ満足感を得られない。

仮により高価な車を買えたとしても、さらにその次が同水準の車では

最初の頃あるいは前回のときと同レベルの喜びは得られにくい。)

 

このように、幸福感を求める人間の欲求には限界が

ないものであり、通常、現状プラスアルファがない限り

人は幸福を感じづらくなるものです。

 

私は医者ではないので、想像の域を超えませんが

このことは、現在の日本をはじめとした先進国で

メンタル疾患(現状は決して不満を感じる程の状態ではないはずなのに

継続的に不幸感を抱き精神的なバランスを崩してしまう状態)

 が多く見受けられる原因の一つとして

通常の欲求はほぼ満たされたその社会、

そしてそれでも「モアモア」を求続ける人間の性(さが)に

その要因があるのではないかと思っています。

 

では、どうしたら常に幸せでいられるのでしょうか?

次回はその方法を考えてみます。

 

(第3回に続きます)